美作人 かくざんフォトクラブ代表 杉山和美さん

「春はつやま」

これから一年中で

一番素敵な町になる津山を、

大いに楽しみたい。

杉山和美さんは津山生まれ、津山で小学校中学校、津山工業高校の土木科を卒業。
当時の本州四国連絡橋公団に入社、以来定年まで同公団の土木畑で働いてきた。
時は、本州と四国を陸続きにと言う構想の実現に向かっていた。
当時の岡山県児島から香川県坂出市を結ぶ10の橋の総称、
いわゆる瀬戸大橋(児島・坂出ルート)神戸市から淡路島を通り徳島県鳴門市を結ぶ明石海峡大橋、大鳴門橋(神戸・鳴門ルート)広島県尾道市から愛媛県今治市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道の(尾道・今治ルート)それらの架橋工事に関わってきた。
倉敷市、今治市、神戸市など工事に伴い転勤生活が続き、
6年前に津山に帰ってきた。
「高校生までの若い頃には、ほとんど津山のことを知らず、津山に執着することもなかった、津山藩初代藩主・森忠政公のことくらいは知っていた程度です」。と話すが、帰津してからは、もっと津山や周辺のことが知りたいと思うようになったという。

津山で友人が増えたきっかけは

「仕事をしていた時にはそれほど興味はなかったのですが、津山に帰ってきて、まち歩きのイベントなどに参加して少しずつ歴史や町並みの事などにも興味がわいてきました」。
コーヒー好きと言うこともあり、市内や近辺のカフェや喫茶店にコーヒーを飲みに行くのも楽しみで、そこで友だちができて、情報を教えてもらうことができたと笑顔、とても人懐っこい杉山さんは人との出会いや仲良くなることが楽しかったに違いない。
「カフェなどで知り合いになれたり友だち付き合いをしてくれ、歴史や街のイベントなどの情報もたくさん教えてもらった、好きなコーヒーを飲みながら同じような趣味を持った人とも出会えたことに感謝しています」。
「ずーっといろんなカフェに行っていると、そのお店ごとに常連さんがいて、世間話の中から情報がもらえるのでとても楽しいです」。
好きなジャズのライブなどもカフェで楽しんでいるそうだ。

多様な趣味の中から写真好きが幸いして

撮影する杉山和美
杉山さんの趣味は手広く、また深い。
プラモデル製作、ステンドグラス製作、陶芸など自分で作り上げるものがどうやら好きらしい、教室で習ったり一人の時間に製作したりするものが好きなんですね。と尋ねるが、なんといっても会社員時代に工事現場に関わり、現場の工事写真などの仕事もしていた杉山さんは写真の腕前を津山でも発揮、それはこだわり時間をかけて一瞬を切り取る素晴らしいもので趣味の領域を超えている感じがする。
それから、コーヒータイムを過ごす傍ら、手軽にできるSNSに写真つきの投稿をするのが楽しみになってきたという。
投稿する写真は、彼らしい色と構図が光を放っているようで、見る人の目を惹くものとなった。
SNSをすることにより、さらに友だちも増えていった、津山はもとより周辺市町村の人、以前の勤務地神戸や、遠いところでは東北地方の友だちもいる。
その内容は、昭和に生まれ、昭和に育った杉山さんらしい駄洒落で盛り上がることもしばしば。彼の駄洒落は筆者も脱帽しており、以前は「だじゃれん坊」の異名もあったというが、くだらないことでクスッと笑える幸せを彼のSNSからもらえるような気がしている。

写真はストックフォトにも

杉山さんはストックフォトというインターネットで写真素材を販売するコミュニティのクリエイターとして登録しており、センスの良い彼なりの視点アングルを通した写真素材は、もうすぐ10000枚を達成しそうだ。買い求める人も多く実益も兼ねた趣味と言ってもいいだろう。
ストックフォトの写真の傾向は、他の人が撮らないような面白いものを心がけており、例えば昆虫を裏側(腹側)から撮ったような学術的なものも人気だそうだ。

かくざんフォトクラブ

かくざんフォトクラブは、少人数で、写真好きの会員が月に一度お気に入りの写真を2〜3枚プリントし、お互いにほめ合いながら撮影技術や撮影場所などの情報交換をするというとてもカジュアルなサークルだ。
月一度の例会に、提出し張り出した写真はどれもそれぞれの個性が見える写真になっており、決して優劣をつけるサークルではない、その雰囲気もクラブ代表の杉山さんが醸し出しているのかもしれない。
「和気あいあいあでざっくばらんなサークルで楽しいですよ、5月くらいにはグループ展、秋には県北写真連盟の写真展、津山市主催のみまさかの現在(いま)などに、全員出展しています」。と自分の腕を試すチャンスもあるそうだ。
決して自慢をしない杉山さんだが、令和3年の津山市写真展では入選
、令和2年の県北写真展では津山朝日新聞社賞を受賞している。写真を手に入れたので掲載する。いい顔してる。
かくざんフォトクラブは毎月第2金曜日15:00〜津山市大谷の津山市中央公民館で例会をしている。
かくざんフォトクラブ

春の写真撮影おすすめスポットは?

「3月後半から4月だと、おすすめは」
奈義町の菜の花畑(青空との青と黄色がウクライナの国旗の色のようです)
津山市二宮の立石家の紅白の梅の花(梅の木の根元にはつくしがあるとラッキー)
グリーンヒルズ津山のペチコート水仙(黄色の小さくて可愛い水仙)とサンシュユ、紫木蓮
津山市上之町、千光寺のシデコブシ
津山市沼住居跡の真っピンクのツツジ(住居跡の老朽化が気になります)
津山市院庄の清眼寺のボタン
津山市西寺町の妙法寺の枝垂れ桜
鏡野町、森林公園のミズバショウ、ザゼンソウ  などなど
そう話す杉山さんは、まるで少年のような眼差しでウキウキしているようだ。
「花たちに昆虫がいると、わくわくが増します」と笑顔。
「津山には色々フォトスポットがあるので、多くの人が観光に来て、写真を撮って帰ってくれると嬉しい。それをSNSにアップしてくれたら津山の良いところが多くの人に伝わるんじゃないかなと思っています、私も、個人的なわずかなSNSの力ですが、津山や県北のいいところを発信し続けたいと思っています」。
美作地域の野鳥や水鳥の撮影も目にピントを合わせた、生きているのかと見紛う写真も得意だ。

奈義町の菜の花畑(ウクライナ)

妙法寺の枝垂れ桜

沼住居跡のツツジ

グリーンヒルズの
ペチコート水仙

千光寺のシデコブシ

河津桜とメジロの競演

杉山さんのSNSはこちらから
美しい写真の数々を一人でも多くの人に見てもらえることを願っている。

取材を終えて

若い頃は仕事ばかりで、趣味などないしご近所との付き合いやまわりに友人もいない。
そういう男性、結構多いと感じる。
若い頃はこうだった、今の若い者は分かってないから私に聞けばいい、なんでも教えてやろうじゃないか。
いつまでも現役バリバリで働いていた頃の自分でありたい男性、結構多いと感じる。
若い頃、社会に出て子どもを産み育てながら仕事をし、退職日を心待ちにしている女性、多いと感じる。
子育て中に、ママ友としてお付き合いしていた人や町内会、子ども会で一緒に活動していた人と楽しく過ごしてる女性、多いと感じる。
今回お話を聞いた杉山和美さんは、転勤族でもあり津山には数十年ぶりに帰ってきた。
仕事を離れた次の人生を思いっきり謳歌しているように見える。
カメラをいつも持ち歩き、好きな光景に出くわすと、すかさずシャッターを切る、写真の他にも趣味がたくさんあり引出しが多いと感じる。
うらやましい生活だ。
でも、ちょっとした切り替えで誰でもそんな生活を楽しめるんじゃないかな、今回の記事はほんの一例、年だ年だと言わないで、まだまだ長い人生楽しめるんじゃないかな。
そしてSNS発信。
私も杉山さんとSNSでつながっている、美作地域の美しい写真が満載のSNSだ。
それを見て、津山の観光をしたいという人がいたのだ。
関西在住の彼女は、SNSで見たところあちこちに行きたいとリクエストして、杉山さんと私は彼女の案内を買って出た。
鶴山公園、衆楽園はもちろんのこと、城西城東、サムハラ神社、真庭市に足を伸ばして、板画の毎来寺、北房の十字屋その他色々。行きつけの喫茶店なども。
個人でできるおもてなしを、精一杯させていただいた。
(これなんだな)と私は思った。
観光キャンペーンは大手の旅行会社や、行政におまかせして、個人でできる津山自慢を杉山さんはSNSで日々行っている。
ご案内した彼女には、とても喜んでいただきリピートしてくれた。彼女もまた、観光を楽しんだようでSNSで発信してくれた。
この春には3度目の津山旅行を計画しているというから、なんと深い津山ファンができたものだと感心しきり。
美しい津山を発進し続ける杉山さんには今後も大いに期待したい。
また
少しずつ年を重ねても謙虚に人に教えてもらいながら、自分の引き出しを増やしていっている姿にも敬服だ。
「春はつやま」
これから一年中で一番素敵な町になる津山を、大いに楽しみたい。
まだまだ若い。
みんな外に出てみましょう。
体が動くうちは人生楽しまなくちゃ。
最後になるが
駄洒落連発で楽しいことが大好きな杉山和美さんは、めちゃくちゃまじめで人への心遣いが細やかな方だという事をつけ加えておく。
(ライター 武本真寿子)
編集著作
杉山和美さん
この記事を書いた人
株式会社オフィス福原 代表取締役福原広
株式会社オフィス福原

株式会社オフィス福原の代表取締役。一般社団法人やまとカルチャーカレッジ代表理事。大手情報誌の会社で14年求人情報誌・住宅情報誌・ブライダル情報誌・釣り情報誌などを担当。営業戦略・制作システム・配送システム・出版取次の業務を担当。クライアントの採用計画・販売促進の提案・実施に携わる中でマーケティング手法を学ぶ。独立後は多くの失敗を重ねる中で、WEBマーケティングと企業の集客イベントノウハウを取得。また首都圏でのイベント運営を担当。クライアントの集客とプランニングの提案とイベント運営を主たる業務としている。コンセプトとして、「持続可能な未来へ向けた循環型イベント」を提案している。企業価値を高めるための施策(環境保護・メディア戦略・広報・運営プラン)を提案する。2025年より、やまとカルチャーカレッジを設立、神奈川県大和市を起点とした文化発信拠点を創設し、著名人講演会などを企画運営。

美作人